ジェンダーに配慮し過ぎて殺伐としたマイメロディのママ pic.twitter.com/V7GbYc9lzc
— 橋本 (@riko3_) 2022年1月19日
サンリオのキャラクター「マイメロディ」のママの毒舌ぶりが「ジェンダーバイアス」として炎上してしまった。
そしてバレンタインにちなんだグッズの販売をサンリオが中止する事態になった。
もともとは「女の敵は、いつだって女なのよ」というママの言葉だった。
キャラとして「男」と「女」の性質を表現した言葉だが、毒舌が少し過ぎてしまったようだ。
例えば
「女ってね、ダメな男ほど放っておけないものなのよ」
「男って、プライドを傷つけられるのが一番こたえるのよ」
のうようなセリフである。
「ジェンダーバイアス」とは過去の社会的な背景を基に
- 「男なら外で働くもの」
- 「人前で男は涙を流さない」
- 「女らしく化粧しろ」
- 「料理は女が作るもの」
など、男女の役割分担に固定観念や偏見を持ってしまう考え方だ。
多様性を尊重する社会にはそぐわないとされている。
バレンタインなどはジェンダーバイアスの色合いが強いイベントといえる。
近年会社や学校など公の社会生活の場面では禁止する運動が進んでおり、バレンタインハラスメントを発生させない動きになっている。
しかし、このバレンタインは下火になるどころかむしろ盛り上がっており、例年チョコレートの売上は伸びているという。
それは、「女性が男性に告白する」といった目的から、ただ美味しいチョコレートを食べる口実へとすり替わっているようにも思える。
画像出典:バレンタイン2022の通販|大丸松坂屋オンラインショッピング
確かに、こうしたチョコレートには人間の欲望を掻き立てる魅力が潜んでいる。
そうした欲望の前では「ジェンダーバイアス」もなく平等なのかもしれない。